奥山 洋大さん(コンサルタント事業部、農業・農村開発グループ)

自分なりの「方法論」見つけたい

セネガルやシエラレオネで持続的な稲作生産を支援する国際協力機構(JICA)の技術協力プロジェクトに取り組んでいます。現地の農業普及員や篤農家に対して技術指導を行い、一般の農家に対する技術普及を目指しています。もともと途上国の開発支援に興味を持ったのは、農業普及員の父親が青年海外協力隊のOBだったためです。幼い頃から海外での生活や農業に関する話を聞くうち、途上国開発、中でも農業分野の支援に興味を持つようになりました。
そこで、千葉大学園芸学部に進学。園芸経済学を専攻したのは、高校時代に読んだレスター・ブラウン氏の著書に感銘を受けたことがきっかけです。食糧問題や環境問題など農業と深くかかわる課題について統計を使って体系的に分析することに関心がありました。

念願の協力隊に参加できたのは、大学院在学中。短期派遣としてウガンダで2カ月間、農家の経営調査を実施。続いて、同じ地域で1カ月余り、人尿を使った野菜栽培を支援しました。さらにその後、大学院博士課程在学中に長期派遣として、セネガルで主に稲作栽培の支援や技術普及に取り組みました。
レックス・インターナショナルへの入社は、この活動に取り組んでいた頃、セネガルの活動現場で現在の上司と知り合ったことがきっかけです。大学時代から開発コンサルタントの仕事に興味を持っていましたが、実際に現場を目の当たりにし、思い描いていたイメージと重なる部分が多いと感じました。そこで帰国後、入社を決めました。

現地の農家と一緒になって仕事をしていた協力隊当時に比べ、コンサルタントとして働く現在は、農家だけでなく、現地の自治体や政府の職員、援助関係者など幅広い立場の人達と一緒に、州や県単位のより大きな仕事ができる手応えを感じています。もちろん、そのぶん成果も求められますから、プレッシャーも感じますが、仕事を共にする同僚やチームのメンバーから刺激を受けたり、新しい発想が生まれたりすることが大きなやりがいや満足感につながっています。

「途上国」「農業」「持続性」をキーワードに、より多くの人の満足度を高めることができるような自分なりの方法論を作り上げることが目標です。今はまだ、忙しさから短期的な視点に陥ってしまうなど直すべき点もありますが、いずれはプロジェクトチームの「総括」として事業をマネジメントできるような能力を身に付けたいと考えています。