事業実績

セネガル国天水稲作持続的生産支援プロジェクト

セネガル国天水稲作持続的生産支援プロジェクト

米の自給率低下

米はセネガルの主食となっているにもかかわらず、自給率は約37%と低い。そのため政府財政及び住民の家計における輸入米購入の負担は大きく、食糧安全保障の観点から国産米の増産が急務となっている。
2005年に、セネガル国政府は、米の自給率を達成するため、2012年までに150万トン(籾換算)のコメを生産するという目標を設定し、2008年に国家コメ自給計画(PNAR)を策定した。2012年までのコメ生産150万トンの目標は達成されなかったものの、2017 年までに160万トンの生産を新たな目標として掲げ、第二次国家コメ自給計画(PNAR2)の策定を進めている。さらに、2014 年には、セネガル農業推進加速プログラム(PRACAS 2014-2017)の概要とコメ部分の戦略の詳細が策定された。同プログラムでは米生産量の地域別の比率として、現在灌漑80%・天水20%を、2017年には灌漑60%・天水は40%にすることを目指すなど、天水稲作に注力することを目指している。このような状況の下、セネガル国政府は天水稲作地域の内ファティック州、カオラック州、カフリン州の3 州を対象地域とした持続可能な稲作生産を強化するために農業・農村施設省をカウンターパート(C/P)機関として技術協力プロジェクト「天水稲作持続的生産支援プロジェクト」を要請した。

対象国 セネガル共和国 対象地域 ファティック州、カオラック州、カフリン州
プロジェクト期間 2014年10月〜2018年11月 技術サービスの種類 技術協力
現地協力機関 Ministry of Agriculture and Rural Equipment, Direction of Agriculture 発注者 国際協力機構(JICA)
受注形態 元請(共同企業体の幹事会社) 対象地域の面積と人口 面積:23,468 km2  人口:215 万人(2013年)
担当業務 ①総括/稲作栽培技術、②稲作栽培技術/稲種子生産、③普及/農民研修、④営農/農家経営改善、⑤水管理/施設維持管理、⑥業務調整/栽培技術(普及)補助)

プロジェクトの成果

以下の成果達成を通じて、プロジェクト対象地域(ファティック州、カオラック州及びカフリン州)の天水稲作地域において、稲作生産体制が改善される。
(1) プロジェクト対象地域において推奨稲品種の優良種子生産が増加する。
(2) 稲作栽培技術ガイダンスが開発される。
(3) プロジェクト対象地域において推奨稲品種と推奨稲作栽培技術が稲作農家に普及する。
(4) プロジェクト対象地域において、パイロットサイト内の中核農家の水田環境改善能力が向上する。
(5) プロジェクト対象地域、他州および周辺国における天水稲作発展のための枠組みが強化、推進される。

中核農家による展示圃場を用いた周辺農家への推奨稲作技術の普及 ― プロジェクトのアプローチ

稲作中核農家を選定し、推奨稲作栽培技術の展示圃場を設けて周辺農家への技術移転を図る。

 

厳しい環境ですが、現地稲作農民の熱意にこたえるために頑張っています