事業実績

★フィリピン国バンサモロ包括的能力向上プロジェクト(開発計画策定)(ファスト・トラック制度適用案件)

プロジェクトの背景・目的

フィリピンの南部に位置するミンダナオ島は面積 10.2 万平方キロ、人口約 2,200 万人(2010 年統計)の島である。南西部・中部ミンダナオでは、40 年以上に及ぶ紛争の影響でフィリピン国内でも貧困率が高く、基礎的社会サービスやインフラの不足などの課題を抱えてきた。今後当該地域の貧困削減と安定した平和を確保するためには、地域バランスのとれた包摂的かつ公平な行政サービスの提供と当該地域が自らの強みを活かした経済 活動を進めることにより経済的に安定することが必要である。
本プロジェクトでは、2016年に設立が合意されたバンサモロ自治政府(以下、「新自治政府」)の制度・体制整備、当該地域住民の意向に則した開発計画の早急な策定、新自治政府による住民の期待に応える効果的な行政サービスの提供、新自治政府設立に向けた行政官の育成を促進することを目的としている。

対象国 フィリピン国 対象地域 バンサモロ・コア領域(BCT)
プロジェクト期間 2014年9月〜2016年5月 技術サービスの種類 開発調査
現地協力機関 バンサモロ 移行委員会(BTC)、バンサモロ開発庁(BDA) 発注者 国際協力機構(JICA)
受注形態 元請(共同企業体の幹事会社) 対象地域の面積と人口
担当業務 総括/地域開発/投資促進I/SEA、インフラ総合計画/空間計画/紛争予防配慮I、アグロインダストリーⅠ・Ⅱ、農業、環境社会配慮、業務調整/農業補助